平岡 悟(ひらおか さとる)さん
大阪市立大学商学部4回
(株)関西電力内々定
Q.いつごろ就職活動をはじめましたか?
− 去年の夏休みぐらいからかな。6月、7月ぐらいから始めてましたね。夏のインターンに間に合うように、自己分析とかしてました。
Q.その時期ぐらいから始める人は多いんですか?
− うちのゼミは多い方やったかな。サークルの先輩から就活情報を教えてもらってた人が何人かいたんで、その人たちの影響もあってか、意識を高く持ててましたね。
Q.企業のインターンシップなどは行かれたんですか?
− 阪神電鉄のインターンシップ(以下インターン)に行ってました。
Q.具体的にインターン先では、どんなことをなさったんですか?
− 「ハービスエントにおける1年間のイベント企画を考えてください」っていう課題に取り組んだりとか。阪神電鉄に限定して言えば、「甲子園名物を作って」とか「阪神ナウっていうHPのコンテンツ作り」っていう普段社員さんが考えていることや、新人研修で使われたものをやりました。
Q.なぜ阪神電鉄のインターンに参加を?
− 春に、ゼミでたまたま企業訪問に行って、いろいろ話聞いておもしろい会社やなぁ〜って思って、そこにインターンの誘いを受けて、参加してみたいなと。本番の就活もそうやけど、人のつながりってか、縁みたいなものはありますね。
Q.阪神電鉄のインターンの期間は?
− 1週間ぐらいかな。
Q.インタ−ンをして良かったですか?
− ん〜良かったことは良かったと思う。社会人と触れ合えるっていうのも大きかったし、早い時期から動いているモチベーションの高い学生とネットワークを持てたってのもあるし。それに、会社を選ぶ基準が出来たかな。就職活動でいろいろ企業を回っているときに、ここは阪神電鉄と比べてどうか、って。だから、就職活動はすごいやりやすかったです。
Q.インターン後はどうされていましたか?
− 本格的に企業のセミナーが始まるのは11月くらいで、夏のインターンから若干のブランクがあって、その間に自己分析をやったり、業界研究をやったり、俺で言えば、日本経済新聞をどう活用するかって言うセミナーに出たり。直接就職活動に関係ないようなセミナーにもいろいろ顔出してました。
Q.自己分析はどのようなことをしていましたか?
− エンジャパンの自己分析セミナーで貰った自己分析ツールを活用して、過去を振り返っては深めていました。具体的には、自分が中学の時から大学3回生までの間で、自分がテンション上がったり、嬉しかった、悲しかったってのを波線でグラフみたいにして、過去を振り返ってみて、自分ってこういう時に頑張れるねんな、自分はこんなときに落ち込むねんな、ってのを振り返ってみる、ほんまに振り返りかな。それをどんどん深めていく。
Q.その内容をどうエントリーシート(ES)に反映するんですか?
− 例えば、僕はあなたの会社でこういう事をしたいです。そして、僕には過去にこう頑張った経験があります。この経験って、仕事にも活かせると想います。だから、僕はあなたの会社でも必ず頑張れると思います。みたいな感じかな。
Q.面接には自己分析を完璧にしてから挑んでいました?
− 自己分析が無いと厳しいと思う。向こうは採用のプロやから、深く深く聞いてくるし。自分ではここまでで大丈夫やろって思ってても、実際には、その一段二段深く聞いてくることなんて、何回もあったしね。で、面接受けてみて、あ、自分にはこんなところが足りなかったんやって勉強しながら、第一志望に向けて自分のレベルをあげていったって感じかな。
Q.すると第一志望までは練習?
− 大本番の時に余計な緊張しなくていいように、俺はそうしてました、先輩にもそういう人がいたし。もちろん、全部が全部練習ってわけではないですけど。
Q.どんなセミナーに行ってましたか?
− ひたすらいろんな企業のセミナーに行ってたよ。毎日2つ3つは行ってたからトータル100は行ってたかな(笑)俺は、むしろ就活が楽しいくらいの人間やったから。やっぱ色々な人が集まってくるし、化粧品のセミナーとかブライダルのセミナーとかオモチャメーカーにも顔出してました。
Q.セミナーでは何をするんですか?
− 時期によるけど、最初のほうは、個別企業っていうよりは業界の話をされるかな。市場規模は何兆円でうちの企業はここらへんにいます、ってのを説明されて、ほらウチの会社魅力的でしょ、みたいな感じ。で、この時期に同じ業界内でもこの企業はこんな特徴があるってのを勉強して、面接で聞かれたら言うって感じかな。
Q.内容は時期によって変わってくるんですか?
− どんどん、自分の会社の話にスライドしていくね。後はまぁ、グループワークとかが多くなってくるかな。
Q.グループワーク(GW)具体的にはどんなことをするんですか?
− 製薬とかでは、実際のMRの仕事の進め方をやったかな。あるメーカーでは、グローバル企業とはどんなものかってのを体験してくださいって感じで、チームで戦略を考えて陣取り合戦みたいなものもやりました。
Q.セミナーの後は?
− 早いところは面接が始まるかな。外資系企業は早かった。一般的には、エントリーシートの締め切りの時期に追われるって感じかな。試験もあるし、それと並行してやる感じ。で、セミナーにも引き続き行くみたいな。あの時期は大変やったな。結構やられる人はやられるかな。やっぱりエントリーシートがなかなか通らないと、どんどんへこんでいくかも。俺の場合、エントリーシートも、第一志望に出す前に、他の企業に出して試したりしてた。後、先輩に添削してもらって、完成度を上げるようにしてました。
Q.面接はどんなことを聞かれるんですか?
− 会社によって様々やけど、結局は、「あなたってどんな人間なんですか?」「ウチの会社になんで入りたいんですか?」ってことを聞いてくる。いかに自己分析が大事かってのを思い知らされます。
Q.面接で気をつけたことは?
− 身だしなみはキチンとしようってのはあったかな。あと、面接で自分が覚えて来た事をバーって言う人もいるけど、俺は最低限のことだけ頭に入れて、会話を楽しむようにしてました。考えながら話すっていうか。
Q.覚えてから行くのと、考えながら話す、どちらがいいんでしょうか?
− 人それぞれかな。俺がなんでしっかり覚えなくて行ったかっていうと、最初の一行を緊張のあまり忘れると、全部忘れるって言う性格があるから(笑)もしそういうのがあって、思い出すそぶりを見られたら終わりってのも聞いてたし、できるだけその場で考えて話すっていうスタンスをとりました。
Q.今だから笑える失敗談などもしあれば教えてください。
− 某社の集団面接で寝ました(笑)面接官も焦ってたわ。その日、その会社は4社目か5社目ぐらいで、疲れとってん。面接の待ち時間にも寝るぐらいの勢いで。笑われへんやろ(笑)あと、オレはインフラ業界が第一志望やってんけど、その面接で、「第一志望は?」って聞かれて、業界内の競争相手の会社名を言ってしまった。あれはマジで焦りました(笑)
Q.内定を断る際、企業から引き止められるものなんですか?
− そやね。金融系は結構引き止められたかな。ものすごいやりずらいよ。向こうも「コイツなら」と思うから内定くれるわけやし、もし断る状況になったら早いほうがいいよ。
Q.では逆に成功体験はありますか?
− エントリーシートがほとんど落ちなかった(笑)
Q.すごいですね。そのコツがあれば教えてください。
− やっぱ早い時期(12月くらい)から先輩に見てもらったり、ゼミのメンバーでお互いに言い合うみたいな事をしてたからかな。環境にはものすごく恵まれたと思う。だから、エントリーシート提出の後半戦にはほとんど怖い者なしって感じやったで(笑)あと、早い時期から自己分析してたのも、要因のひとつかな。
Q.後輩にアドバイスなどあればお願いします。
− 業界を絞らずに、いろんな業界に目を向けることかな。いろんな会社の人と話せるって機会がこの時期しかないから、ガンガン行ったほうが、後々後悔することはないと思う。有名な企業名に惑わされずに色んな会社を探すほうが、面白いと思うし、成功すると思います。あぁ、それと証明写真大事やで(笑)証明写真はしっかり撮ってください。なんか就職活動の証明写真で有名なところがあって、俺はそこで撮ってもらった。最後に、「就活は楽しんだモン勝ち」です。就活ってしんどいし、へこむこともあるけど、この時期にしかできないことやから、自分でどっかに楽しみを見つけて存分にやって欲しいと思います。
−貴重なお話をありがとうございました。−
(インタビュアー:ダイ 2006.7)